猫を追うより皿を引けとは
猫を追うより皿を引け
ねこをおうよりさらをひけ
| 言葉 | 猫を追うより皿を引け |
|---|---|
| 読み方 | ねこをおうよりさらをひけ |
| 意味 | その場のがれより、根本を正すことが大事だというたとえ。皿をねらっている猫を追い払うより、皿を片付けるほうがいいということから。
「猫を追うより魚をのけよ」「猫を追うより鰹節を隠せ」ともいう。 |
| 異形 | 猫を追うより魚をのけよ(ねこをおうよりさかなをのけよ) |
| 猫を追うより鰹節を隠せ(ねこをおうよりかつおぶしをかくせ) | |
| 使用語彙 | 追う / より |
| 使用漢字 | 猫 / 追 / 皿 / 引 / 魚 / 鰹 / 節 / 隠 |
「猫」を含むことわざ
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 犬は人につき猫は家につく(いぬはひとにつきねこはいえにつく)
- 男猫が子を生む(おとこねこがこをうむ)
- 女の心は猫の目(おんなのこころはねこのめ)
- 借りてきた猫(かりてきたねこ)
- 窮鼠、猫を噛む(きゅうそ、ねこをかむ)
- 結構毛だらけ猫灰だらけ(けっこうけだらけねこはいだらけ)
- 皿嘗めた猫が科を負う(さらなめたねこがとがをおう)
- 上手の猫が爪を隠す(じょうずのねこがつめをかくす)
- たくらだ猫の隣歩き(たくらだねこのとなりあるき)
「追」を含むことわざ
- 顎で蠅を追う(あごではえをおう)
- 頭の上の蠅も追えない(あたまのうえのはえもおえない)
- 頭の上の蠅も追われぬ(あたまのうえのはえもおわれぬ)
- 頭の上の蠅を追え(あたまのうえのはえをおえ)
- 頭の蠅も追えない(あたまのはえもおえない)
- 跡を追う(あとをおう)
- 追い打ちを掛ける(おいうちをかける)
- 追い討ちを掛ける(おいうちをかける)
- 追い込みを掛ける(おいこみをかける)
- 追いつ追われつ(おいつおわれつ)
「皿」を含むことわざ
- 皿嘗めた猫が科を負う(さらなめたねこがとがをおう)
- 座を見て皿をねぶれ(ざをみてさらをねぶれ)
- 毒食わば皿まで(どくくわばさらまで)
- 毒を食らわば皿まで(どくをくらわばさらまで)
- 猫を追うより皿を引け(ねこをおうよりさらをひけ)
- 目を皿にする(めをさらにする)
「引」を含むことわざ
- 阿漕が浦に引く網(あこぎがうらにひくあみ)
- 足を引っ張る(あしをひっぱる)
- 後に引けない(あとにひけない)
- 後へ引かない(あとへひかない)
- 後を引く(あとをひく)
- 息を引き取る(いきをひきとる)
- 一引き、二才、三学問(いちひき、にさい、さんがくもん)
- 一髪、千鈞を引く(いっぱつ、せんきんをひく)
- 糸を引く(いとをひく)
- 引導を渡す(いんどうをわたす)
「魚」を含むことわざ
- 網、呑舟の魚を漏らす(あみ、どんしゅうのうおをもらす)
- 網心あれば魚心(あみごころあればうおごごろ)
- 網にかかった魚(あみにかかったうお)
- 網に掛かった魚(あみにかかったうお)
- 網にかかるは雑魚ばかり(あみにかかるはざこばかり)
- 魚心あれば水心(うおごころあればみずごころ)
- 魚と水(うおとみず)
- 魚の木に登るが如し(うおのきにのぼるがごとし)
- 魚の釜中に遊ぶが如し(うおのふちゅうにあそぶがごとし)
- 魚の水に離れたよう(うおのみずにはなれたよう)
「鰹」を含むことわざ
「節」を含むことわざ
- 衣食足りて礼節を知る(いしょくたりてれいせつをしる)
- お節介を焼く(おせっかいをやく)
- 節季の風邪は買っても引け(せっきのかぜはかってもひけ)
- 節制は最良の薬なり(せっせいはさいりょうのくすりなり)
- 節を折る(せつをおる)
- 節を屈する(せつをくっする)
- 節を曲げる(せつをまげる)
- 倉廩実ちて礼節を知る(そうりんみちてれいせつをしる)
- 怠け者の節句働き(なまけもののせっくばたらき)
- 猫が肥えれば鰹節が痩せる(ねこがこえればかつおぶしがやせる)
