黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる
ことわざ「黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる」の意味・読み方・異形などを解説します。
黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる
くろいぬにかまれてあくのたれかすにおじる
| 言葉 | 黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる |
|---|---|
| 読み方 | くろいぬにかまれてあくのたれかすにおじる |
| 意味 | つらい目を見た人が、それと少しでも似たものなら何にでもおびえるたとえ。
黒い犬にかみつかれた人は、その後、灰汁の黒っぽいかすが散らばっているのが目に入ると、また犬がいるのかと思ってびくびくするということから。「怖じる」は「こわがる」の意味。 痛い思いが後々まで尾を引く点で、蛇に嚙まれて朽ち縄に怖じるや羹に懲りて膾を吹くと通じる。 |
| 例文 | 一度ハチに刺されてから、弟は黄色と黒のしまの服を見ただけで逃げ出す。まさに黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じるだ。 |
| 異形 | 黒犬に噛まれて灰汁の垂れ滓に怖じる(くろいぬにかまれてあくのたれかすにおじる) |
| 場面 | 怯える / 慎重 |
| 使用漢字 | 黒 / 犬 / 嚙 / 灰 / 汁 / 垂 / 滓 / 怖 / 噛 |
「黒」を含むことわざ
- 頭の黒い鼠(あたまのくろいねずみ)
- 黒白を争う(こくびゃくをあらそう)
- 黒白を弁ぜず(こくびゃくをべんぜず)
- 蝨は頭に処りて黒し(しらみはかしらにおりてくろし)
- 大黒柱(だいこくばしら)
- 弾丸黒子の地(だんがんこくしのち)
- どこの烏も黒さは変わらぬ(どこのからすもくろさはかわらぬ)
- 這っても黒豆(はってもくろまめ)
- 腹が黒い(はらがくろい)
- 無患子は三年磨いても黒い(むくろじはさんねんみがいてもくろい)
「犬」を含むことわざ
- 赤犬が狐を追う(あかいぬがきつねをおう)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ(いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ)
- 犬一代に狸一匹(いぬいちだいにたぬきいっぴき)
- 犬が西向きゃ尾は東(いぬがにしむきゃおはひがし)
- 犬になるなら大家の犬になれ(いぬになるならおおやのいぬになれ)
- 犬に念仏猫に経(いぬにねんぶつねこにきょう)
- 犬にも食わせず棚にも置かず(いぬにもくわせずたなにもおかず)
- 犬に論語(いぬにろんご)
- 犬の一年は三日(いぬのいちねんはみっか)
「嚙」を含むことわざ
- 欠伸を嚙み殺す(あくびをかみころす)
- 石に嚙りついても(いしにかじりついても)
- 一枚嚙む(いちまいかむ)
- 一発嚙ます(いっぱつかます)
- 兎も七日なぶれば嚙みつく(うさぎもなぬかなぶればかみつく)
- 飼い犬に手を嚙まれる(かいいぬにてをかまれる)
- 嚙み合う犬は呼び難し(かみあういぬはよびがたし)
- 嚙む馬はしまいまで嚙む(かむうまはしまいまでかむ)
- 嚙んで吐き出すよう(かんではきだすよう)
- 嚙んで含める(かんでふくめる)
「灰」を含むことわざ
- 灰汁が強い(あくがつよい)
- 灰汁が抜ける(あくがぬける)
- 色を見て灰汁をさせ(いろをみてあくをさせ)
- 灰燼に帰す(かいじんにきす)
- 金持ちと灰吹きは溜まるほど汚い(かねもちとはいふきはたまるほどきたない)
- 竈の下の灰まで(かまどのしたのはいまで)
- 結構毛だらけ猫灰だらけ(けっこうけだらけねこはいだらけ)
- 死灰復燃ゆ(しかいまたもゆ)
- 塵も灰もつかぬように言う(ちりもはいもつかぬようにいう)
- 女房は灰小屋から貰え(にょうぼうははいごやからもらえ)
「汁」を含むことわざ
- 灰汁が強い(あくがつよい)
- 灰汁が抜ける(あくがぬける)
- 甘い汁を吸う(あまいしるをすう)
- 案じるより団子汁(あんじるよりだんごじる)
- 色を見て灰汁をさせ(いろをみてあくをさせ)
- 旨い汁を吸う(うまいしるをすう)
- 食い物のあるのに鉄砲汁(くいもののあるのにてっぽうじる)
- 苦汁を嘗める(くじゅうをなめる)
- 雲に汁(くもにしる)
- 傾城買いの糠味噌汁(けいせいがいのぬかみそじる)
「垂」を含むことわざ
- 汗水垂らす(あせみずたらす)
- 雨垂れ石を穿つ(あまだれいしをうがつ)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 功名を竹帛に垂る(こうみょうをちくはくにたる)
- 垂涎(すいぜん)
- 垂涎(すいぜん)
- 垂涎の的(すいぜんのまと)
- 千金の子は坐して堂に垂せず(せんきんのこはざしてどうにすいせず)
- 能書きを垂れる(のうがきをたれる)
- 範を垂れる(はんをたれる)
「滓」を含むことわざ
- 黒犬に嚙まれて灰汁の垂れ滓に怖じる(くろいぬにかまれてあくのたれかすにおじる)
「怖」を含むことわざ
- 商人の空誓文と女の怖いは皆嘘(あきんどのそらせいもんとおんなのこわいはみなうそ)
- 飢えたる犬は棒を怖れず(うえたるいぬはぼうをおそれず)
- 怖気を震う(おぞけをふるう)
- 落ち武者は薄の穂にも怖ず(おちむしゃはすすきのほにもおず)
- 怖めず臆せず(おめずおくせず)
- 怖いものなし(こわいものなし)
- 怖い物見たさ(こわいものみたさ)
- 真の闇より無闇が怖い(しんのやみよりむやみがこわい)
- 闘雀人に怖じず(とうじゃくひとにおじず)
- 春の雪とおばの杖は怖くない(はるのゆきとおばのつえはこわくない)
