三尺下がって師の影を踏まずとは
三尺下がって師の影を踏まず
さんじゃくさがってしのかげをふまず
言葉 | 三尺下がって師の影を踏まず |
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読み方 | さんじゃくさがってしのかげをふまず |
意味 | 師につき従う時、弟子は三尺ほど後ろを歩いて、師の影を踏んではいけないということ。
弟子は師を敬い礼儀を失わないように心がけるべきであるという戒めの言葉。 「弟子七尺去って師の影を踏まず」「七尺去って師の影を踏まず(踏むな)」ともいう。 |
異形 | 弟子七尺去って師の影を踏まず(でししちしゃくさってしのかげをふまず) |
七尺去って師の影を踏まず(しちしゃくさってしのかげをふまず) | |
使用漢字 | 三 / 尺 / 下 / 師 / 影 / 踏 / 弟 / 子 / 七 / 去 |
「三」を含むことわざ
- 商い三年(あきないさんねん)
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 顎振り三年(あごふりさんねん)
- 朝起き三両始末五両(あさおきさんりょうしまつごりょう)
- 朝起きは三文の徳(あさおきはさんもんのとく)
- 阿呆の三杯汁(あほうのさんばいじる)
- 雨垂れは三途の川(あまだれはさんずのかわ)
- 家を道端に作れば三年成らず(いえをみちばたにつくればさんねんならず)
- 石の上にも三年(いしのうえにもさんねん)
- 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
- 居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
- 居候の三杯目(いそうろうのさんばいめ)
- 一押し、二金、三男(いちおし、にかね、さんおとこ)
- 一髪、二化粧、三衣装(いちかみ、にけしょう、さんいしょう)
- 一日一字を学べば三百六十字(いちにちいちじをまなべばさんびゃくろくじゅうじ)
- 一に褒められ二に憎まれ三に惚れられ四に風邪ひく(いちにほめられにににくまれさんにほれられしにかぜひく)
- 一引き、二才、三学問(いちひき、にさい、さんがくもん)
- 一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
- 一升徳利こけても三分(いっしょうどっくりこけてもさんぶ)
- 一時違えば三里の遅れ(いっときちがえばさんりのおくれ)
- 一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む(いっぱいはひとさけをのむ、にはいはさけさけをのむ、さんばいはさけひとをのむ)
- 犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ(いぬはみっかかえばさんねんおんをわすれぬ)
- 韋編三度絶つ(いへんみたびたつ)
- いやいや三杯(いやいやさんばい)
- いやいや三杯十三杯(いやいやさんばいじゅうさんばい)
- いらぬ物も三年立てば用に立つ(いらぬものもさんねんたてばようにたつ)
- うかうか三十きょろきょろ四十(うかうかさんじゅうきょろきょろしじゅう)
- 売家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)
- 負うた子を三年捜す(おうたこをさんねんさがす)
- 負うた子を三年探す(おうたこをさんねんさがす)
「尺」を含むことわざ
- 秋の雨が降れば猫の顔が三尺になる(あきのあめがふればねこのかおがさんじゃくになる)
- 一寸延びれば尺(いっすんのびればしゃく)
- 九尺二間に戸が一枚(くしゃくにけんにとがいちまい)
- 虚無僧に尺八(こむそうにしゃくはち)
- 三寸の舌に五尺の身を亡ぼす(さんずんのしたにごしゃくのみをほろぼす)
- 咫尺(しせき)
- 咫尺(しせき)
- 咫尺を弁せず(しせきをべんせず)
- 尺も短き所あり、寸も長き所あり(しゃくもみじかきところあり、すんもながきところあり)
- 尺を枉げて尋を直くす(しゃくをまげてじんをなおくす)
- 尺蠖の屈するは伸びんがため(しゃっかくのくっするはのびんがため)
- 寸を曲げて尺を伸ぶ(すんをまげてしゃくをのぶ)
- 尺蠖の屈するは伸びんがため(せっかくのくっするはのびんがため)
- 人間は万物の尺度である(にんげんはばんぶつのしゃくどである)
- 人の一寸、我が一尺(ひとのいっすん、わがいっしゃく)
- 人は万物の尺度なり(ひとはばんぶつのしゃくどなり)
- 百尺竿頭一歩を進む(ひゃくしゃくかんとういっぽをすすむ)
- 百尺竿頭一歩を進む(ひゃくせきかんとういっぽをすすむ)
- 間尺に合わない(ましゃくにあわない)
「下」を含むことわざ
- 商い上手の仕入れ下手(あきないじょうずのしいれべた)
- 上げたり下げたり(あげたりさげたり)
- 足下から鳥が立つ(あしもとからとりがたつ)
- 足下につけ込む(あしもとにつけこむ)
- 足下に火が付く(あしもとにひがつく)
- 足下にも及ばない(あしもとにもおよばない)
- 足下にも寄りつけない(あしもとにもよりつけない)
- 足下の明るいうち(あしもとのあかるいうち)
- 足下へも寄り付けない(あしもとへもよりつけない)
- 足下を固める(あしもとをかためる)
- 足下を見る(あしもとをみる)
- 頭が下がる(あたまがさがる)
- 頭を下げる(あたまをさげる)
- 鞍上人なく、鞍下馬なし(あんじょうひとなく、あんかうまなし)
- 言う口の下から(いうくちのしたから)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一葉落ちて天下の秋を知る(いちようおちててんかのあきをしる)
- いつも柳の下に泥鰌はいない(いつもやなぎのしたにどじょうはいない)
- 上を下へ(うえをしたへ)
- 上を下への大騒ぎ(うえをしたへのおおさわぎ)
- 縁の下の力持ち(えんのしたのちからもち)
- 大木の下に小木育たず(おおきのしたにおぎそだたず)
- 大木の下に小木育つ(おおきのしたにおぎそだつ)
- 屋下に屋を架す(おくかにおくをかす)
- 男を下げる(おとこをさげる)
- 重荷を下ろす(おもにをおろす)
- 嬶天下にからっ風(かかあでんかにからっかぜ)
- 頭を下ろす(かしらをおろす)
- 肩の荷が下りる(かたのにがおりる)
「師」を含むことわざ
- 遊びに師なし(あそびにしなし)
- 一字の師(いちじのし)
- 海の事は漁師に問え(うみのことはりょうしにとえ)
- 陰陽師、身の上知らず(おんようじ、みのうえしらず)
- 窮鳥懐に入れば猟師も殺さず(きゅうちょうふところにいればりょうしもころさず)
- 薬師は人を殺せど薬人を殺さず(くすしはひとをころせどくすりひとをころさず)
- 薬人を殺さず、薬師人を殺す(くすりひとをころさず、くすしひとをころす)
- 経験は愚か者の師(けいけんはおろかもののし)
- 恋に師匠なし(こいにししょうなし)
- 心の師とはなれ心を師とせざれ(こころのしとはなれこころをしとせざれ)
- 三人行えば必ずわが師あり(さんにんおこなえばかならずわがしあり)
- 師匠のはな負け(ししょうのはなまけ)
- 師走女房難つけな(しわすにょうぼうなんつけな)
- 弟子は師匠の半減(でしはししょうのはんげん)
- 弟子を見る事師に如かず(でしをみることしにしかず)
- 法師の戦話(ほうしのいくさばなし)
- 痩せ法師の酢好み(やせほうしのすごのみ)
- 藪薬師の病人選び(やぶくすしのびょうにんえらび)
- 病治りて薬師忘る(やまいなおりてくすしわする)
- 山師の玄関(やましのげんかん)
- 山師山で果てる(やましやまではてる)
- 我を非として当う者は吾が師なり(われをひとしてむかうものはわがしなり)
「影」を含むことわざ
- 暗影を投じる(あんえいをとうじる)
- 暗影を投ずる(あんえいをとうずる)
- 一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ(いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ)
- 陰影に富む(いんえいにとむ)
- 噂をすれば影(うわさをすればかげ)
- 噂をすれば影が差す(うわさをすればかげがさす)
- 影が薄い(かげがうすい)
- 影が差す(かげがさす)
- 陰に託して影を求む(かげにたくしてかげをもとむ)
- 影の形に随うが如し(かげのかたちにしたがうがごとし)
- 影の形に添うが如し(かげのかたちにそうがごとし)
- 影の形に添うように(かげのかたちにそうように)
- 影も形もない(かげもかたちもない)
- 影も形も見えない(かげもかたちもみえない)
- 陽炎稲妻月の影(かげろういなずまつきのかげ)
- 影を畏れ迹を悪む(かげをおそれあとをにくむ)
- 影を落とす(かげをおとす)
- 影を潜める(かげをひそめる)
- 形影相同じ(けいえいあいおなじ)
- 形影相弔う(けいえいあいとむらう)
- 形影相伴う(けいえいあいともなう)
- 善悪の報いは影の形に随うが如し(ぜんあくのむくいはかげのかたちにしたがうがごとし)
- 謗れば影さす(そしればかげさす)
- 月の影取る猿(つきのかげとるましら)
- 杯中の蛇影(はいちゅうのだえい)
- 人事言えば影が差す(ひとごといえばかげがさす)
- 曲がる枝には曲がれる影あり(まがるえだにはまがれるかげあり)
「踏」を含むことわざ
- 足の踏み場もない(あしのふみばもない)
- 足踏みをする(あしぶみをする)
- 足を踏み入れる(あしをふみいれる)
- 危うきこと虎の尾を踏むが如し(あやうきこととらのおをふむがごとし)
- 一歩を踏み出す(いっぽをふみだす)
- お百度を踏む(おひゃくどをふむ)
- こけた上を踏まれる(こけたうえをふまれる)
- 後足を踏む(しりあしをふむ)
- 地団太を踏む(じだんだをふむ)
- 水火を踏む(すいかをふむ)
- 瀬を踏んで淵を知る(せをふんでふちをしる)
- 前車の轍を踏む(ぜんしゃのてつをふむ)
- 前轍を踏む(ぜんてつをふむ)
- 踏鞴を踏む(たたらをふむ)
- 蹈鞴を踏む(たたらをふむ)
- 駄目を踏む(だめをふむ)
- 土を踏む(つちをふむ)
- 轍を踏む(てつをふむ)
- 手の舞、足の踏む所を知らず(てのまい、あしのふむところをしらず)
- 虎の尾を踏む(とらのおをふむ)
- どじを踏む(どじをふむ)
- 二の足を踏む(にのあしをふむ)
- 猫が糞を踏む(ねこがばばをふむ)
- 白刃踏むべし(はくじんふむべし)
- 場数を踏む(ばかずをふむ)
- 覆轍を踏む(ふくてつをふむ)
- 踏み台にする(ふみだいにする)
「弟」を含むことわざ
- 兄弟は他人の始まり(きょうだいはたにんのはじまり)
- 兄たり難く、弟たり難し(けいたりがたく、ていたりがたし)
- 兄弟牆に鬩げども外その務りを禦ぐ(けいていかきにせめげどもそとそのあなどりをふせぐ)
- 弟子七尺去って師の影を踏まず(でししちしゃくさってしのかげをふまず)
- 弟子は師匠の半減(でしはししょうのはんげん)
- 弟子を見る事師に如かず(でしをみることしにしかず)
「子」を含むことわざ
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 赤子の腕を捩じる(あかごのうでをねじる)
- 赤子の手をねじる(あかごのてをねじる)
- 赤子の手を捩じるよう(あかごのてをねじるよう)
- 赤子の手を捻る(あかごのてをひねる)
- 赤子の手を捻るよう(あかごのてをひねるよう)
- 赤子は泣き泣き育つ(あかごはなきなきそだつ)
- 赤子を裸にしたよう(あかごをはだかにしたよう)
- 秋茄子は嫁に食わすな(あきなすはよめにくわすな)
- 秋の日と娘の子はくれぬようでくれる(あきのひとむすめのこはくれぬようでくれる)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 熱火子にかく(あつびこにかく)
- 熱火子に払う(あつびこにはらう)
- 後先息子に中娘(あとさきむすこになかむすめ)
- 晏子の御(あんしのぎょ)
- 案じるより団子汁(あんじるよりだんごじる)
- いい子になる(いいこになる)
- 家貧しくして孝子顕る(いえまずしくしてこうしあらわる)
- 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
- 一富士、二鷹、三茄子(いちふじ、にたか、さんなすび)
- いとしい子には旅をさせよ(いとしいこにはたびをさせよ)
- 馬は飼い殺せ、子供は教え殺せ(うまはかいころせ、こどもはおしえころせ)
- 瓜の蔓に茄子は生らぬ(うりのつるになすびはならぬ)
- 生んだ子より抱いた子(うんだこよりだいたこ)
- 江戸っ子の往き大名還り乞食(えどっこのゆきだいみょうかえりこじき)
- 江戸っ子は五月の鯉の吹き流し(えどっこはさつきのこいのふきながし)
- 江戸っ子は宵越しの銭は使わぬ(えどっこはよいごしのぜにはつかわぬ)
- 烏帽子を着せる(えぼしをきせる)
- 縁の切れ目は子で繋ぐ(えんのきれめはこでつなぐ)
- 老いては子に従え(おいてはこにしたがえ)
「七」を含むことわざ
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 朝起きは七つの徳(あさおきはななつのとく)
- 朝茶は七里帰っても飲め(あさちゃはしちりかえってものめ)
- 伊勢へ七度、熊野へ三度(いせへななたび、くまのへみたび)
- 色の白いは七難隠す(いろのしろいはしちなんかくす)
- 浮き沈み七度(うきしずみななたび)
- 浮世は衣装七分(うきよはいしょうしちぶ)
- 兎も七日なぶれば噛みつく(うさぎもなぬかなぶればかみつく)
- 男心と秋の空は一夜に七度変わる(おとこごころとあきのそらはいちやにななたびかわる)
- 男は敷居を跨げば七人の敵あり(おとこはしきいをまたげばしちにんのてきあり)
- 親の十七、子は知らぬ(おやのじゅうしち、こはしらぬ)
- 親の光は七光り(おやのひかりはななひかり)
- 金の光は七光(かねのひかりはななひかり)
- 木七竹八塀十郎(きしちたけはちへいじゅうろう)
- 狐七化け、狸は八化け(きつねななばけ、たぬきはやばけ)
- 狐の七化け狸の八化け(きつねのななばけたぬきのやばけ)
- 敷居を跨げば七人の敵あり(しきいをまたげばしちにんのてきあり)
- 四十過ぎての道楽と七つ下がって降る雨は止みそうで止まぬ(しじゅうすぎてのどうらくとななつさがってふるあめはやみそうでやまぬ)
- 七細工八貧乏(しちざいくはちびんぼう)
- 七細工八貧乏(しちざいくやびんぼう)
- 七十五日は金の手洗い(しちじゅうごにちはかねのてあらい)
- 七度探して人を疑え(しちどさがしてひとをうたがえ)
- 七年の病に三年の艾を求む(しちねんのやまいにさんねんのもぐさをもとむ)
- 七歩の才(しちほのさい)
- 姑の十七、見た者ない(しゅうとめのじゅうしち、みたものない)
- 十七八は藪力(じゅうしちはちはやぶぢから)
- 人生七十、古来稀なり(じんせいしちじゅう、こらいまれなり)
- 葬礼九つ酒七つ(そうれいここのつさけななつ)
- 男子家を出ずれば七人の敵あり(だんしいえをいずればしちにんのてきあり)
「去」を含むことわざ
- 一難去ってまた一難(いちなんさってまたいちなん)
- 華を去り実に就く(かをさりじつにつく)
- 帰去来(ききょらい)
- 去り跡へ行くとも死に跡へ行くな(さりあとへゆくともしにあとへゆくな)
- 去る者は追わず(さるものはおわず)
- 去る者は追わず、来る者は拒まず(さるものはおわず、きたるものはこばまず)
- 去る者は日々に疎し(さるものはひびにうとし)
- 去る者は日日に疎し(さるものはひびにうとし)
- 二月は逃げて去る(にがつはにげてさる)
- 母在りて一子寒く、母去りて三子寒し(ははありていっしさむく、ははさりてさんしさむし)
- 煩悩の犬は追えども去らず(ぼんのうのいぬはおえどもさらず)
- 世を去る(よをさる)
- 老兵は死なず、消え去るのみ(ろうへいはしなず、きえさるのみ)