耳を貴び、目を賤しむとは
耳を貴び、目を賤しむ
みみをたっとび、めをいやしむ
言葉 | 耳を貴び、目を賤しむ |
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読み方 | みみをたっとび、めをいやしむ |
意味 | 遠くのものを尊重して、近くのものを軽んじることのたとえ。また、昔を重んじて今を軽視することのたとえ。
人から聞いたことは信じて、自分の目で見たものは信じないとの意から。 「耳を信じて目を疑う」ともいう。 |
異形 | 耳を信じて目を疑う(みみをしんじてめをうたがう) |
使用語彙 | 疑う |
使用漢字 | 耳 / 貴 / 目 / 賤 / 信 / 疑 |
「耳」を含むことわざ
- 馬の耳に風(うまのみみにかぜ)
- 馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)
- 潁水に耳を洗う(えいすいにみみをあらう)
- 壁に耳(かべにみみ)
- 壁に耳あり(かべにみみあり)
- 壁に耳あり障子に目あり(かべにみみありしょうじにめあり)
- 壁に耳障子に目(かべにみみしょうじにめ)
- 聞き耳を立てる(ききみみをたてる)
- 牛耳を執る(ぎゅうじをとる)
- 口耳の学(こうじのがく)
- 小耳に挟む(こみみにはさむ)
- 笊耳(ざるみみ)
- 杓子は耳搔きにならず(しゃくしはみみかきにならず)
- 耳順(じじゅん)
- 耳朶に触れる(じだにふれる)
- 耳目となる(じもくとなる)
- 耳目に触れる(じもくにふれる)
- 耳目を集める(じもくをあつめる)
- 耳目を驚かす(じもくをおどろかす)
- 大人は大耳(たいじんはおおみみ)
- 大声は里耳に入らず(たいせいはりじにいらず)
- 忠言、耳に逆らう(ちゅうげん、みみにさからう)
- 忠言は耳に逆らう(ちゅうげんはみみにさからう)
- 聾の早耳(つんぼのはやみみ)
- 天に口あり地に耳あり(てんにくちありちにみみあり)
- 流れに耳を洗う(ながれにみみをあらう)
- 寝耳に水(ねみみにみず)
- 右の耳から左の耳(みぎのみみからひだりのみみ)
- 耳が痛い(みみがいたい)
- 耳学問(みみがくもん)
「貴」を含むことわざ
- 謀は密なるを貴ぶ(はかりごとはみつなるをたっとぶ)
- 人肥えたるが故に貴からず(ひとこえたるがゆえにたっとからず)
- 富貴天に在り(ふうきてんにあり)
- 富貴には他人集まり、貧賤には親戚も離る(ふうきにはたにんあつまり、ひんせんにはしんせきもはなれる)
- 富貴は浮雲の如し(ふうきはふうんのごとし)
- 無事これ貴人(ぶじこれきじん)
- 兵は神速を貴ぶ(へいはしんそくをたっとぶ)
- 面面の楊貴妃(めんめんのようきひ)
- 面面楊貴妃(めんめんようきひ)
- 山高きが故に貴からず(やまたかきがゆえにたっとからず)
- 和を以て貴しとなす(わをもってとうとしとなす)
「目」を含むことわざ
- 青葉は目の薬(あおばはめのくすり)
- 秋の入り日と年寄りはだんだん落ち目が早くなる(あきのいりひととしよりはだんだんおちめがはやくなる)
- 商人の子は算盤の音で目を覚ます(あきんどのこはそろばんのおとでめをさます)
- 麻殻に目鼻をつけたよう(あさがらにめはなをつけたよう)
- 朝題目に夕念仏(あさだいもくにゆうねんぶつ)
- 朝題目に宵念仏(あさだいもくによいねんぶつ)
- 網の目に風たまらず(あみのめにかぜたまらず)
- 網の目に風たまる(あみのめにかぜたまる)
- 網の目を潜る(あみのめをくぐる)
- いい目が出る(いいめがでる)
- いい目を見る(いいめをみる)
- 生き馬の目を抜く(いきうまのめをぬく)
- 医者の自脈効き目なし(いしゃのじみゃくききめなし)
- 居候、三杯目にはそっと出し(いそうろう、さんばいめにはそっとだし)
- 居候の三杯目(いそうろうのさんばいめ)
- 痛い目に合う(いたいめにあう)
- 痛い目に遭う(いたいめにあう)
- 痛い目を見る(いたいめをみる)
- 一目置く(いちもくおく)
- 一目山随徳寺(いちもくさんずいとくじ)
- 糸目を付けない(いとめをつけない)
- 命から二番目(いのちからにばんめ)
- 色目を使う(いろめをつかう)
- 魚の目に水見えず(うおのめにみずみえず)
- 憂き目に遭う(うきめにあう)
- 憂き目を見る(うきめをみる)
- 後ろに目なし(うしろにめなし)
- 鵜の目鷹の目(うのめたかのめ)
- 裏目に出る(うらめにでる)
- 売家と唐様で書く三代目(うりいえとからようでかくさんだいめ)
「賤」を含むことわざ
- 富貴には他人集まり、貧賤には親戚も離る(ふうきにはたにんあつまり、ひんせんにはしんせきもはなれる)
- 耳を貴び、目を賤しむ(みみをたっとび、めをいやしむ)
「信」を含むことわざ
- 赤信号が付く(あかしんごうがつく)
- 赤信号が点く(あかしんごうがつく)
- 移木の信(いぼくのしん)
- 鰯の頭も信心から(いわしのあたまもしんじんから)
- 隠れたる信あらば顕われたる験(かくれたるしんあらばあらわれたるしるし)
- 隠れたる信あらば顕われたる利生(かくれたるしんあらばあらわれたるりしよう)
- 隠れての信は顕われての徳(かくれてのしんはあらわれてのとく)
- 韓信の股くぐり(かんしんのまたくぐり)
- 尽く書を信ずれば書なきに如かず(ことごとくしょをしんずればしょなきにしかず)
- 尽く書を信ずれば則ち書無きに如かず(ことごとくしょをしんずればすなわちしょなきにしかず)
- 信心過ぎて極楽を通り越す(しんじんすぎてごくらくをとおりこす)
- 信心は徳の余り(しんじんはとくのあまり)
- 信心も欲から(しんじんもよくから)
- 信は荘厳より起こる(しんはしょうごんよりおこる)
- 信を置く(しんをおく)
- 信を問う(しんをとう)
- 尾生の信(びせいのしん)
- 坊主の不信心(ぼうずのふしんじん)
「疑」を含むことわざ
- 疑いを挟む(うたがいをはさむ)
- 疑わしきは罰せず(うたがわしきはばっせず)
- 疑心、暗鬼を生ず(ぎしん、あんきをしょうず)
- 狐疑(こぎ)
- 七度探して人を疑え(しちどさがしてひとをうたがえ)
- 十遍探して人を疑え(じっぺんさがしてひとをうたがえ)
- 大疑は大悟の基(たいぎはたいごのもとい)
- 罪の疑わしきは軽くし、功の疑わしきは重くす(つみのうたがわしきはかるくし、こうのうたがわしきはおもくす)
- 罪の疑わしきは軽くせよ、功の疑わしきは重くせよ(つみのうたがわしきはかるくせよ、こうのうたがわしきはおもくせよ)
- 七度尋ねて人を疑え(ななたびたずねてひとをうたがえ)
- 耳を疑う(みみをうたがう)
- 目を疑う(めをうたがう)