「ど」から始まる故事・ことわざ・慣用句一覧
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ことわざ一覧
どういう風の吹き回しか(どういうかぜのふきまわしか)
普段あまり見られない出来事が起こったさま。
堂が歪んで経が読めぬ(どうがゆがんできょうがよめぬ)
自分の怠慢や落ち度を棚に上げ、失敗を責任転嫁することのたとえ。また、理屈ばかりこねて実行が伴わないことのたとえ。仏堂が歪んで座りにくいから上手に経が読めないと、僧が言い訳する意から。
同気相求む(どうきあいもとむ)
気の合う者同士は、自然と寄り集まるということ。 「同気」は同じ気質のこと。
同気相求める(どうきあいもとめる)
気の合う者同士は、自然と寄り集まるということ。 「同気」は同じ気質のこと。
どうした風の吹き回し(どうしたかぜのふきまわし)
思いがけない人の来訪など意外なことが起こるようす。
銅臭(どうしゅう)
金銭にとりつかれた人。金銭で立身出世した人をそしることば。
同舟相救う(どうしゅうあいすくう)
ふだん仲が悪かったり見知らぬ者同士でも、利害が一致すれば、いざという時は助け合うというたとえ。同じ舟に乗り合わせた人々は、舟が沈みそうな時は力を合わせて助け合うという意から。
同日の談ではない(どうじつのだんではない)
差がありすぎて、比べものにならない。同じ基準で語ることはできない。
同日の談にあらず(どうじつのだんにあらず)
差がありすぎて、比べものにならない。同じ基準で語ることはできない。
同日の論ではない(どうじつのろんではない)
差がありすぎて、比べものにならない。同じ基準で語ることはできない。
同日の論にあらず(どうじつのろんにあらず)
差がありすぎて、比べものにならない。同じ基準で語ることはできない。
堂に入る(どうにいる)
学問や技芸がすっかり身についているようす。
堂に升りて室に入らず(どうにのぼりてしつにいらず)
学問や芸がかなりの水準に達したが、まだ奥義をきわめるまでには達していないということ。「堂」は表座敷、「室」は奥の間のこと。表座敷に上がった程度で、まだ奥の間に入っていないという意から。
同病相憐れむ(どうびょうあいあわれむ)
同じような境遇や立場にある者は、互いの気持ちがよくわかるので同情し合うということ。 同じ病気の者同士は、互いにその苦痛がわかるので同情し合うとの意から。
道理に向かう刃なし(どうりにむかうやいばなし)
どんな無法者でも道理に勝てないということ。
道理百遍、義理一遍(どうりひゃっぺん、ぎりいっぺん)
ものの道理を百回聞かせるよりも、たった一度、義理を尽くした行いを見せるほうが、人の心を動かすことができるということ。
道理を破る法はあれども法を破る道理なし(どうりをやぶるほうはあれどもほうをやぶるどうりなし)
いかに正しい道理であっても法には勝てないということ。
同類相求む(どうるいあいもとむ)
同じたぐいの者同士は、自然に求め合って寄り集まるということ。
度が過ぎる(どがすぎる)
程度が許容される限度を越えていること。
度胸が据わる(どきょうがすわる)
何が起こっても動じない心が備わること。
度胸を据える(どきょうをすえる)
何事にも動じないと心に決める。覚悟を決める。
度肝を抜く(どぎもをぬく)
激しく驚かせること。
毒食わば皿まで(どくくわばさらまで)
一度悪事に手を染めた以上、後戻りはできないので、徹底的に悪に徹しようとすることのたとえ。 どうせ毒を食べてしまったのならば、その皿までなめてしまおうとの意から。
読書百遍、義、自ずから見る(どくしょひゃっぺん、ぎ、おのずからあらわる)
どんなに難しい本でも、繰り返し何度も読めば、自然に意味がわかってくるということ。「読書百遍意自ずから通ず」ともいう。
独壇場(どくだんじょう)
その人だけが思いのまま振る舞える場所・場面のこと。本来の言い方は「独擅場(どくせんじょう)」で、「擅」は、ほしいままの意。「擅(せん)」を「壇(だん)」と読み誤って生じた言葉。
毒にも薬にもならない(どくにもくすりにもならない)
害にもならないが役にも立たない、あってもなくてもいいもの、居ても居なくてもいい人のたとえ。
毒薬変じて薬となる(どくやくへんじてくすりとなる)
有害なものが一転して有益なものになることのたとえ。また、同じ物が使い方によって、毒にも薬にもなることのたとえ。「毒薬変じて甘露となる」ともいう。
毒を仰ぐ(どくをあおぐ)
自らの意思で毒を一気に飲むこと。
毒を食らわば皿まで(どくをくらわばさらまで)
一度悪事に手を染めた以上、後戻りはできないので、徹底的に悪に徹しようとすることのたとえ。 どうせ毒を食べてしまったのならば、その皿までなめてしまおうとの意から。
毒を以て毒を制す(どくをもってどくをせいす)
悪を排除するのに、他の悪を使うことのたとえ。
どこで暮らすも一生(どこでくらすもいっしょう)
どんな所で暮らしても人の一生に変わりがないから、どうせなら楽しく暮らせる所に住みたいということ。
何処の馬の骨(どこのうまのほね)
素性のわからない者を見下げていう言葉。
どこの烏も黒さは変わらぬ(どこのからすもくろさはかわらぬ)
どこに行ってもそう目新しいものはなく、変わったことはないということ。また、どこの国でも人間の本性同じだということ。「どこの烏も黒い」「どこの鶏も裸足」ともいう。
どこ吹く風(どこふくかぜ)
自分には関係ないものとして、知らん顔する様子。まったく気にかけない様子。
何処を押せばそんな音が出る(どこをおせばそんなねがでる)
何を根拠にしてそのようなことをいうのか、という意味。 相手の常識外れの言い分を非難していう言葉。
どさくさに紛れる(どさくさにまぎれる)
混乱や混雑などの状況を利用して勝手なことをすること。
どじを踏む(どじをふむ)
間の抜けた失敗をすること。
どすが利く(どすがきく)
声や話し方に、相手を脅すような凄みがあること。
どすを吞む(どすをのむ)
短い刃物などを懐に隠し持つこと。 「どす」は短刀のこと。
土壇場(どたんば)
切羽詰った状況のこと。また、決断を迫られる最後の瞬間・場面のこと。もと、斬首の刑を行うために築いた壇のこと。
毒気に当てられる(どっきにあてられる)
相手の非常識な言動などに呆然とさせられること。 「毒気」は「どっき」とも読む。
毒気を抜かれる(どっきをぬかれる)
ひどく驚かされて呆然となること。度肝を抜かれること。 「毒気」は「どっき」とも読む。
毒気に当てられる(どっけにあてられる)
相手の非常識な言動などに呆然とさせられること。 「毒気」は「どっき」とも読む。
毒気を抜かれる(どっけをぬかれる)
ひどく驚かされて呆然となること。度肝を抜かれること。 「毒気」は「どっき」とも読む。
どっちに転んでも(どっちにころんでも)
予想される二つの結果のどちらでも大きな違いがない様子。
どっちへ転んでも(どっちへころんでも)
予想される二つの結果のどちらでも大きな違いがない様子。
どっちもどっち(どっちもどっち)
二つのもののどちらにもよい所と悪い所があって大きな差がないこと。
どの面下げて(どのつらさげて)
恥知らずで厚かましい態度を罵っていう言葉。
怒髪、冠を衝く(どはつ、かんむりをつく)
すごい剣幕で怒る様子。また、そのような形相のたとえ。 烈しい怒りのために逆立った髪の毛が冠を突き上げるとの意から。 「かんむり」は「かん」とも読む。 「冠を衝く」は「天を衝く」ともいう。
怒髪、冠を衝く(どはつ、かんをつく)
すごい剣幕で怒る様子。また、そのような形相のたとえ。 烈しい怒りのために逆立った髪の毛が冠を突き上げるとの意から。 「かんむり」は「かん」とも読む。 「冠を衝く」は「天を衝く」ともいう。
怒髪、天を衝く(どはつ、てんをつく)
すごい剣幕で怒る様子。また、そのような形相のたとえ。 烈しい怒りのために逆立った髪の毛が冠を突き上げるとの意から。 「かんむり」は「かん」とも読む。 「冠を衝く」は「天を衝く」ともいう。
駑馬に鞭打つ(どばにむちうつ)
能力のない者に、能力以上のことをさせるたとえ。多くは自分が努力することをへりくだっていう言葉。
土俵を割る(どひょうをわる)
相撲で、相手に攻められて土俵の外に出る。
土用布子に寒帷子(どようぬのこにかんかたびら)
物事が逆さまであること。また、季節はずれで役に立たないことのたとえ。 「布子」は木綿の綿入れ、「帷子」は裏地をつけない夏物の衣類のこと。 夏の暑い時に綿入れを着て、冬の寒い時に単衣の帷子を着るということから。 「寒に帷子、土用に布子」ともいう。
土用の筍(どようのたけのこ)
役に立たず、無駄なことのたとえ。土用に出た筍は竹にはならないことから。
泥仕合(どろじあい)
互いに相手の弱点や秘密などを暴き合って醜く争うこと。また、その争いのこと。
泥縄(どろなわ)
物事が起きたり直前に迫ったりしてから、慌てて準備することのたとえ。 泥棒を捕まえてから、泥棒を縛るための縄の準備を始めるとの意から。 「泥縄」「泥棒を見て縄を綯う」ともいう。
泥のように眠る(どろのようにねむる)
酒に酔ったり、疲れたりして熟睡することのたとえ。
泥棒に追い銭(どろぼうにおいせん)
損をしたうえに、さらに損をするたとえ。泥棒に入られたれたうえに、さらに金銭までやるという意から。「盗人に追い銭」ともいう。
泥棒にも三分の道理(どろぼうにもさんぶのどうり)
どんなことにでも、こじつければ理屈はつけられるというたとえ。泥棒にもそれを正当化する三分ほどの理屈があるという意から。「盗人にも三分の理」」ともいう。
泥棒の逆恨み(どろぼうのさかうらみ)
自分の悪いことは棚に上げて、相手を不当に恨むことのたとえ。泥棒が自分の悪事は棚に上げて、捕まえた人や被害者を恨むという意から。
泥棒を捕らえて縄を綯う(どろぼうをとらえてなわをなう)
物事が起きたり直前に迫ったりしてから、慌てて準備することのたとえ。 泥棒を捕まえてから、泥棒を縛るための縄の準備を始めるとの意から。 「泥縄」「泥棒を見て縄を綯う」ともいう。
泥棒を見て縄を綯う(どろぼうをみてなわをなう)
物事が起きたり直前に迫ったりしてから、慌てて準備することのたとえ。 泥棒を捕まえてから、泥棒を縛るための縄の準備を始めるとの意から。 「泥縄」「泥棒を見て縄を綯う」ともいう。
泥を打てば面へはねる(どろをうてばつらへはねる)
悪い行いの報いは必ず自分に返ってくるということ。
泥を被る(どろをかぶる)
損になることが分かった上でその役目を引き受けること。 または、他人の責任を一人で背負うこと。
泥を塗る(どろをぬる)
恥をかかせたり名誉を傷つけたりすること。 単に「泥を塗る」とも。
泥を吐く(どろをはく)
隠していた悪事などを、追及されて白状すること。
どろんを決める(どろんをきめる)
その場からいきなりいなくなること。 「どろん」は芝居などで幽霊が出入りする時の効果音。
度を失う(どをうしなう)
ひどく慌てて冷静さを失うこと。
度を過ごす(どをすごす)
適切とされる程度を越えること。やりすぎること。
団栗の背比べ(どんぐりのせいくらべ)
どれも平凡で、特に目立つような優れたものがないことのたとえ。団栗を比べてみても、みんな同じような大きさでほとんど違いがないことから。
呑舟の魚(どんしゅうのうお)
大人物、大物のこと。船を丸のみするほどの大魚という意から。
丼勘定(どんぶりかんじょう)
収支を帳簿に細かくつけずに、大雑把に金を使うこと。 「丼」は、昔、職人などが身につけた、腹掛けという作業衣の腹部にある物入れのこと。 そのどんぶりに無造作に金を出し入れしていたことから。
貪欲は必ず身を食う(どんよくはかならずみをくう)
強すぎる欲望は身を滅ぼすという戒め。