戴く物は夏も小袖とは
戴く物は夏も小袖
いただくものはなつもこそで
言葉 | 戴く物は夏も小袖 |
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読み方 | いただくものはなつもこそで |
意味 | 欲深いことのたとえ。
貰える物なら、その季節に不要な綿入れでも何でもよいとの意から。 「小袖」は、絹の綿入れのことで、冬に着用する衣服。 「貰う物は夏も小袖」ともいう。 |
異形 | 貰う物は夏も小袖(もらうものはなつもこそで) |
使用語彙 | 戴く / 小袖 / 小 / 頂く |
使用漢字 | 戴 / 物 / 夏 / 小 / 袖 / 貰 |
「戴」を含むことわざ
- 戴く物は夏も小袖(いただくものはなつもこそで)
- 頭に霜を戴く(かしらにしもをいただく)
- 事ある時は仏の足を戴く(ことあるときはほとけのあしをいただく)
- 倶に天を戴かず(ともにてんをいただかず)
- 星を戴いて出で、星を戴いて帰る(ほしをいただいていで、ほしをいただいてかえる)
「物」を含むことわざ
- 呆れて物が言えない(あきれてものがいえない)
- 朝の果物は金(あさのくだものはきん)
- 預かり物は半分の主(あずかりものははんぶんのぬし)
- 預かる物は半分の主(あずかるものははんぶんのぬし)
- 阿堵物(あとぶつ)
- 甘い物に蟻がつく(あまいものにありがつく)
- 余り物には福がある(あまりものにはふくがある)
- 合わせ物は離れ物(あわせものははなれもの)
- 如何物食い(いかものぐい)
- 石の物言う世の中(いしのものいうよのなか)
- 命あっての物種(いのちあってのものだね)
- いらぬ物も三年立てば用に立つ(いらぬものもさんねんたてばようにたつ)
- 歌物語の歌忘れ(うたものがたりのうたわすれ)
- 旨い物食わす人に油断すな(うまいものくわすひとにゆだんすな)
- 旨い物は小人数(うまいものはこにんずう)
- 旨い物は宵に食え(うまいものはよいにくえ)
- 海の物とも山の物ともつかぬ(うみのものともやまのものともつかぬ)
- 売り物には花を飾れ(うりものにははなをかざれ)
- 沖な物あて(おきなものあて)
- 奥歯に物が挟まったよう(おくばにものがはさまったよう)
- 奥歯に物が挟まる(おくばにものがはさまる)
- お手の物(おてのもの)
- 落とした物は拾い徳(おとしたものはひろいどく)
- カイザルの物はカイザルに(かいざるのものはかいざるに)
- 書いた物が物を言う(かいたものがものをいう)
- カエサルの物はカエサルに(かえさるのものはかえさるに)
- 貸した物は忘れぬが借りたものは忘れる(かしたものはわすれぬがかりたものはわすれる)
- 金が物言う(かねがものいう)
- 金は浮き物(かねはうきもの)
「夏」を含むことわざ
- 仕事幽霊飯弁慶、その癖夏痩せ寒細り、たまたま肥ゆれば腫れ病(しごとゆうれいめしべんけい、そのくせなつやせかんぼそり、たまたまこゆればはれやまい)
- 天地、夏冬、雪と墨(てんち、なつふゆ、ゆきとすみ)
- 飛んで火に入る夏の虫(とんでひにいるなつのむし)
- 夏歌う者は冬泣く(なつうたうものはふゆなく)
- 夏布子の寒帷子(なつぬのこのかんかたびら)
- 夏の風邪は犬も食わぬ(なつのかぜはいぬもくわぬ)
- 夏の小袖(なつのこそで)
- 夏の虫、氷を知らず(なつのむし、こおりをしらず)
- 夏の虫、氷を笑う(なつのむし、こおりをわらう)
- 夏は日向を行け、冬は日陰を行け(なつはひなたをいけ、ふゆはひかげをいけ)
- 冬編笠に夏頭巾(ふゆあみがさになつずきん)
「小」を含むことわざ
- 愛想も小想も尽き果てる(あいそもこそもつきはてる)
- 愛は小出しにせよ(あいはこだしにせよ)
- 因果の小車(いんがのおぐるま)
- 旨い物は小人数(うまいものはこにんずう)
- 大嘘はつくとも小嘘はつくな(おおうそはつくともこうそはつくな)
- 大木の下に小木育たず(おおきのしたにおぎそだたず)
- 大木の下に小木育つ(おおきのしたにおぎそだつ)
- 大遣いより小遣い(おおづかいよりこづかい)
- 大摑みより小摑み(おおづかみよりこづかみ)
- 大所の犬になるとも小所の犬になるな(おおどころのいぬになるともこどころのいぬになるな)
- 大取りより小取り(おおどりよりこどり)
- 大荷に小づけ(おおににこづけ)
- 小田原評定(おだわらひょうじょう)
- 重荷に小づけ(おもににこづけ)
- 肝が小さい(きもがちいさい)
- 君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず(くんしはわしてどうぜず、しょうじんはどうじてわせず)
- 小馬の朝勇み(こうまのあさいさみ)
- 小馬の朝駆け(こうまのあさがけ)
- 小男の腕立て(こおとこのうでたて)
- 小男の総身の知恵も知れたもの(こおとこのそうみのちえもしれたもの)
- 小気味がいい(こきみがいい)
- 小首を傾げる(こくびをかしげる)
- 小言八百愚痴千粒(こごとはっぴゃくぐちせんつぶ)
- 小姑一人は鬼千匹にむかう(こじゅうとひとりはおにせんびきにむかう)
- 小爪を拾う(こづめをひろう)
- 小鍋はじきに熱くなる(こなべはじきにあつくなる)
- 小糠三合あったら入り婿すな(こぬかさんごうあったらいりむこすな)
- 小糠三合あったら婿に行くな(こぬかさんごうあったらむこにいくな)
- 小糠三合あったら養子に行くな(こぬかさんごうあったらようしいにいくな)
「袖」を含むことわざ
- 三十振袖、四十島田(さんじゅうふりそで、しじゅうしまだ)
- 袖から火事(そでからかじ)
- 袖から手を出すも嫌い(そでからてをだすもきらい)
- 袖すり合うも他生の縁(そですりあうもたしょうのえん)
- 袖にする(そでにする)
- 袖の下(そでのした)
- 袖の下に回る子は打たれぬ(そでのしたにまわるこはうたれぬ)
- 袖振り合うも他生の縁(そでふりあうもたしょうのえん)
- 袖触れ合うも他生の縁(そでふれあうもたしょうのえん)
- 袖を絞る(そでをしぼる)
- 袖を連ねる(そでをつらねる)
- 袖を通す(そでをとおす)
- 袖を引く(そでをひく)
- 袖を分かつ(そでをわかつ)
- 長袖よく舞い、多銭よく商う(ちょうしゅうよくまい、たせんよくあきなう)
- 長袖よく舞い、多銭よく賈う(ちょうしゅうよくまい、たせんよくかう)
- 無い袖は振れない(ないそではふれない)
- 無い袖は振れぬ(ないそではふれぬ)
- 夏の小袖(なつのこそで)
- 破れても小袖(やぶれてもこそで)
- 領袖(りょうしゅう)