百戦百勝は善の善なる者に非ずとは
百戦百勝は善の善なる者に非ず
ひゃくせんひゃくしょうはぜんのぜんなるものにあらず
言葉 | 百戦百勝は善の善なる者に非ず |
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読み方 | ひゃくせんひゃくしょうはぜんのぜんなるものにあらず |
意味 | 百回戦って百勝しても、何らかの損害がでるので得策とはいえない。戦わずに勝つことが出来れば、それが一番いい方法だということ。 |
出典 | 『孫氏』 |
使用語彙 | 非ず |
使用漢字 | 百 / 戦 / 勝 / 善 / 者 / 非 |
「百」を含むことわざ
- 悪妻は百年の不作(あくさいはひゃくねんのふさく)
- 朝起き千両、夜起き百両(あさおきせんりょう、よおきひゃくりょう)
- 明日の百より今日の五十(あすのひゃくよりきょうのごじゅう)
- 一日一字を学べば三百六十字(いちにちいちじをまなべばさんびゃくろくじゅうじ)
- 一文惜しみの百知らず(いちもんおしみのひゃくしらず)
- 一犬影に吠ゆれば百犬声に吠ゆ(いっけんかげにほゆればひゃっけんこえにほゆ)
- 嘘八百(うそはっぴゃく)
- 嘘八百を並べる(うそはっぴゃくをならべる)
- 江戸は八百八町、大坂は八百八橋(えどははっぴゃくやちょう、おおさかははっぴゃくやばし)
- 男は裸百貫(おとこははだかひゃっかん)
- お百度を踏む(おひゃくどをふむ)
- お前百までわしゃ九十九まで(おまえひゃくまでわしゃくじゅうくまで)
- 風邪は百病の長(かぜはひゃくびょうのおさ)
- 風邪は百病のもと(かぜはひゃくびょうのもと)
- 彼を知り己を知れば百戦殆うからず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)
- 可愛さ余って憎さが百倍(かわいさあまってにくさがひゃくばい)
- 可愛さ余って憎さ百倍(かわいさあまってにくさひゃくばい)
- 堪忍の忍の字が百貫する(かんにんのにんのじがひゃっかんする)
- 聞いた百文より見た一文(きいたひゃくもんよりみたいちもん)
- 愚者の百行より知者の居眠り(ぐしゃのひゃっこうよりちしゃのいねむり)
- 孝は百行の本(こうはひゃっこうのもと)
- 小言八百愚痴千粒(こごとはっぴゃくぐちせんつぶ)
- 五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)
- 酒は百毒の長(さけはひゃくどくのちょう)
- 酒は百薬の長(さけはひゃくやくのちょう)
- 触り三百(さわりさんびゃく)
- 三歳の翁、百歳の童子(さんさいのおきな、ひゃくさいのどうじ)
- 思案の案の字が百貫する(しあんのあんのじがひゃっかんする)
- 死なぬものなら子は一人、減らぬものなら金百両(しなぬものならこはひとり、へらぬものならかねひゃくりょう)
- 四百四病の外(しひゃくしびょうのほか)
「戦」を含むことわざ
- 戦を見て矢を矧ぐ(いくさをみてやをはぐ)
- 一戦に及ぶ(いっせんにおよぶ)
- 一戦を交える(いっせんをまじえる)
- 彼を知り己を知れば百戦殆うからず(かれをしりおのれをしればひゃくせんあやうからず)
- 冷たい戦争(つめたいせんそう)
- 天下分け目の戦い(てんかわけめのたたかい)
- 腹が減っては戦ができぬ(はらがへってはいくさができぬ)
- 法師の戦話(ほうしのいくさばなし)
「勝」を含むことわざ
- あるはないに勝る(あるはないにまさる)
- 言い勝ち功名(いいがちこうみょう)
- 生きている犬は死んだライオンに勝る(いきているいぬはしんだらいおんにまさる)
- 言わぬは言うに勝る(いわぬはいうにまさる)
- 得手勝手は向こうには効かない(えてかってはむこうにはきかない)
- 男勝り(おとこまさり)
- 買うは貰うに勝る(かうはもらうにまさる)
- 勝ち鬨を挙げる(かちどきをあげる)
- 勝ち名乗りを上げる(かちなのりをあげる)
- 勝ちに乗じる(かちにじょうじる)
- 勝ちに乗ずる(かちにじょうずる)
- 勝ちに乗る(かちにのる)
- 勝ち星を拾う(かちぼしをひろう)
- 勝ちを拾う(かちをひろう)
- 勝った自慢は負けての後悔(かったじまんはまけてのこうかい)
- 勝って兜の緒を締めよ(かってかぶとのおをしめよ)
- 勝手が違う(かってがちがう)
- 勝手な熱を吹く(かってなねつをふく)
- 勝手を知る(かってをしる)
- 勝つに乗る(かつにのる)
- 勝つも負けるも運次第(かつもまけるもうんしだい)
- 勝つも負けるも時の運(かつもまけるもときのうん)
- 勝てば官軍(かてばかんぐん)
- 勝てば官軍、負ければ賊軍(かてばかんぐん、まければぞくぐん)
- 聞きしに勝る(ききしにまさる)
- 健康は富に勝る(けんこうはとみにまさる)
- 恋は仕勝ち(こいはしがち)
- 子に勝る宝なし(こにまさるたからなし)
- 碁で負けたら将棋で勝て(ごでまけたらしょうぎでかて)
- 先勝ちは糞勝ち(さきがちはくそがち)
「善」を含むことわざ
- 悪に強きは善にも強し(あくにつよきはぜんにもつよし)
- 悪人あればこそ善人も顕る(あくにんあればこそぜんにんもあらわる)
- 悪の裏は善(あくのうらはぜん)
- 牛に引かれて善光寺参り(うしにひかれてぜんこうじまいり)
- 現世安穏、後生善処(げんぜあんのん、ごしょうぜんしょ)
- 正直は最善の策(しょうじきはさいぜんのさく)
- 小人閑居して不善をなす(しょうじんかんきょしてふぜんをなす)
- 積善の家には必ず余慶あり(せきぜんのいえにはかならずよけいあり)
- 善悪の報いは影の形に随うが如し(ぜんあくのむくいはかげのかたちにしたがうがごとし)
- 善悪は友による(ぜんあくはともによる)
- 善悪は友を見よ(ぜんあくはともをみよ)
- 善に従うこと流るるが如し(ぜんにしたがうことながるるがごとし)
- 善には善の報い、悪には悪の報い(ぜんにはぜんのむくい、あくにはあくのむくい)
- 善人なおもて往生を遂ぐ、況んや悪人をや(ぜんにんなおもておうじょうをとぐ、いわんやあくにんをや)
- 善の裏は悪(ぜんのうらはあく)
- 善は急げ(ぜんはいそげ)
- 善は急げ悪は延べよ(ぜんはいそげあくはのべよ)
- 善美を尽くす(ぜんびをつくす)
- 善を責むるは朋友の道なり(ぜんをせむるはほうゆうのみちなり)
- 人の将に死なんとするその言や善し(ひとのまさにしなんとするそのげんやよし)
- 人は堯舜にあらず、何ぞ事事によく善を尽くさん(ひとはぎょうしゅんにあらず、なんぞことごとによくぜんをつくさん)
- 人は善悪の友による(ひとはぜんあくのともによる)
- 人は悪かれ我善かれ(ひとはわるかれわれよかれ)
- 善かれ悪しかれ(よかれあしかれ)
「者」を含むことわざ
- 青表紙を叩いた者にはかなわぬ(あおびょうしをたたいたものにはかなわぬ)
- 赤子のうちは七国七里の者に似る(あかごのうちはななくにななさとのものににる)
- 垢で死んだ者はない(あかでしんだものはない)
- 当たった者のふの悪さ(あたったもののふのわるさ)
- 新たに沐する者は必ず冠を弾く(あらたにもくするものはかならずかんむりをはじく)
- 医者が取るか坊主が取るか(いしゃがとるかぼうずがとるか)
- 医者寒からず儒者寒し(いしゃさむからずじゅしゃさむし)
- 医者上手にかかり下手(いしゃじょうずにかかりべた)
- 医者と味噌は古いほどよい(いしゃとみそはふるいほどよい)
- 医者の薬も匙加減(いしゃのくすりもさじかげん)
- 医者の自脈効き目なし(いしゃのじみゃくききめなし)
- 医者の只今(いしゃのただいま)
- 医者の不養生(いしゃのふようじょう)
- 医者よ自らを癒せ(いしゃよみずからをいやせ)
- 一銭を笑う者は一銭に泣く(いっせんをわらうものはいっせんになく)
- 居ない者貧乏(いないものびんぼう)
- 色気と痔の気のない者はない(いろけとじのけのないものはない)
- 自惚れと瘡気のない者はない(うぬぼれとかさけのないものはない)
- 易者、身の上知らず(えきしゃ、みのうえしらず)
- えせ者の空笑い(えせもののそらわらい)
- お医者様でも有馬の湯でも惚れた病は治りゃせぬ(おいしゃさまでもありまのゆでもほれたやまいはなおりゃせぬ)
- お医者様でも草津の湯でも惚れた病は治りゃせぬ(おいしゃさまでもくさつのゆでもほれたやまいはなおりゃせぬ)
- 起きて働く果報者(おきてはたらくかほうもの)
- 奢る者は心常に貧し(おごるものはこころつねにまずし)
- 落ち武者は薄の穂にも怖ず(おちむしゃはすすきのほにもおず)
- 己に如かざる者を友とするなかれ(おのれにしかざるものをともとするなかれ)
- 溺れる者は藁をも摑む(おぼれるものはわらをもつかむ)
- 愚か者に福あり(おろかものにふくあり)
- 女は己を説ぶ者のために容づくる(おんなはおのれをよろこぶもののためにかたちづくる)
- 海中より盃中に溺死する者多し(かいちゅうよりはいちゅうにできしするものおおし)
「非」を含むことわざ
- 神は非礼を享けず(かみはひれいをうけず)
- 神は非礼を受けず(かみはひれいをうけず)
- 千金の裘は一狐の腋に非ず(せんきんのきゅうはいっこのえきにあらず)
- 是が非でも(ぜがひでも)
- 是非に及ばず(ぜひにおよばず)
- 是非は道によって賢し(ぜひはみちによってかしこし)
- 是非も無い(ぜひもない)
- 大廈の倒れんとするは一木の支うる所に非ず(たいかのたおれんとするはいちぼくのささうるところにあらず)
- 天勾践を空しゅうすること莫れ、時に范蠡なきにしも非ず(てんこうせんをむなしゅうすることなかれ、ときにはんれいなきにしもあらず)
- 天道、是か非か(てんどう、ぜかひか)
- 無きにしも非ず(なきにしもあらず)
- 似て非なり(にてひなり)
- 似て非なる(にてひなる)
- 似て非なるもの(にてひなるもの)
- 白馬馬に非ず(はくばうまにあらず)
- 白馬は馬に非ず(はくばはうまにあらず)
- 白馬非馬論(はくばひばろん)
- 非学者、論に負けず(ひがくしゃ、ろんにまけず)
- 人、木石に非ず(ひと、ぼくせきにあらず)
- 非力十倍、欲力五倍(ひりきじゅうばい、よくりきごばい)
- 理が非でも(りがひでも)
- 理が非になる(りがひになる)
- 理に勝って非に落ちる(りにかってひにおちる)
- 我が心石に非ず、転ずべからず(わがこころいしにあらず、てんずべからず)
- 我が心石に非ず、転ずべからず(わがこころいしにあらず、まろばずべからず)
- 我を非として当う者は吾が師なり(われをひとしてむかうものはわがしなり)